皆さん、こんばんわ

今回の記事は仕事上の理由でクリスマスイベントとして書かせていただきます

テーマは「食」ということで
「食」とは切っても切り離せない
『味覚』
についてご紹介します

***そもそも味覚って?***

現在の舌が感知する味覚については5つあると言われいます

○甘味(あまーーーい)
○酸味(すっぱい!)
○塩味(しょっぺぇ!)
○苦味(にが!)
○うま味(うまい!)

の5つで、これら五基本味といいます。

ちょっと豆知識①
じつは辛味(辛い!)は味覚ではなく痛覚なのです。
そのため、生理学的には「味覚」ではなく、「痛覚」として考えられています。

ちょっと豆知識②
うま味ですが、実は発見したのは日本人なんです。
1908年に東京帝国大学(現在の東京大学)の池田菊苗教授によって発見されました。
発見されたのはなんと「だし昆布」からだったのです。
その後鰹節やしいたけなどからうま味成分が発見されましたが、世界的には認められていない幻の味覚でした。
しかし、科学技術が発展し、2000年に舌にうま味を感知する細胞が発見されて、うま味が正式に味覚として認められました。


***思い込みで味は変わる!***
さて味覚のウソホント今回のテーマです

味覚の錯覚はたくさんありますが

ケーキを食べたらちゃんとケーキの味がする
実はそれって「味覚」だけの情報で成り立っているものでは
ないんです!

実は「味」って味覚ではなく「視覚」と「嗅覚」がいちばん大切なんです!

バラエティ番組で鼻と目を覆って何を食べているのか当てるコーナーとかを見たことがあると思います
じつは、これってその大切な情報をもぎ取っているので当てるのってすごく困難なんですよ

人は味を脳で記憶していますがから
食べものを「見て」その「匂い」を嗅いで脳が
「この食べ物はこれだからこんな味だろ」
と推測するんですね
すなわち、食べる前に味はある程度決まっちゃってるんですよね


実はこれ私達もよく食べる「あるもの」で体験しているんですよね

この季節
寒い夜空から
舞い降る
白い雪
積もった雪にシロップをかけて

思わず食べたくなっちゃう人もいるでしょう
でも食べちゃだめですよ!
大気中の汚れた空気も混ざっているので危険です!

さて話を戻しましょう

じつはかき氷のシロップ
これ、味覚の錯覚なんですよね

かき氷のシロップは
いちご、めろん、ブルーハワイ、レモン
などなどいろいろな味がありますが
実は主成分は同じで
味覚センサーによる回答もどれも同じ味
なんですよね

いや!あれはイチゴ味だ!
俺はブルーハワイが嫌いだけどメロンは食べれるぞ!

という方もいるでしょうが
どれも同じ味です

では、なぜ別々の味がするのでしょうか?
先程も話した通り「視覚」と「嗅覚」が原因です。

赤いシロップがかかったかき氷は「イチゴ味」
青いシロップがかかったかき氷は「ブルーハワイ」
という情報と
実際にシロップには着色料と香料が含まれています
赤いシロップ + いちごの匂い = いちご味
と脳が錯覚をおこし、かき氷は同じシロップでも味はいちごに感じてしまうのです。

もちろん、すべてのかき氷シロップが同じではなく
専門店では果汁や原材料をそのままつかったものもありますからご注意を。

今の世界にはVRなどが登場していますから
そのうち、VRを装着したら同じ食べ物でも匂いと視覚で別に感じてしまう装置とかできてしまうかもしれませんね

いかがでしたでしょうか?
もし気になるなら目隠しと鼻を摘んで食べたものを当てるゲームとかクリスマスパーティにしてみてはいかがでしょうか

ではではまた!